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ジュニアユース・プログラム

 子ども教育に続くのは、ジュニアユースの力を引き出す教育です。ジュニアユースとは、もう子どもではないが、まだ大人でもない特別な世代で、およそ12-14 歳くらいの年齢層を指します。子どもの純粋さを有しながらも、大人の成熟の域に足を踏み込んでいるジュニアユースたちは、決して反抗期にあるのではありません。また、社会から煙たがられるグループでもなく、社会問題の根源でもありません。むしろ、より
良い社会を築いていくための鍵を握っている魂たちです。社会づくりに対する彼らの理想は高く、正義感に満ち、闘志に溢れ、行動力を有します。しかし、これらの特質を表し、行動に変換していくためには、内面に秘める力を引き出さなくてはなりません。それを可能とするのが、ジュニアユースのための教育プログラムです。
 ジュニアユースの時期には、劇的な身体的変化が目に見えますが、彼らは、同時に知的にも、社会的にもまた道徳的・精神的にも大きな変化を遂げます。この急激な変化を遂げる時期にあって、彼らは不安定な状態に陥り、自分自身どう対応してよいかわからなくなったりします。しかし、周りからはまだ子ども扱いされ、そのためにしばしば「反抗」します。それは、自分がもう子どもではないのに子ども扱いされることに対する「反発」です。しかし、この時期の年齢層が必ず「反抗期」を通過するというのは正しくありません。子どもから大人に移行する時期に適切な教育を施せば、彼らはスムーズに大人の段階に移行していくでしょう。いやむしろ、ジュニアユースたちは、子ども時代の無邪気さや純粋さを保持しつつも、大人としての思考力や道徳観を身につける時期にあるため、他のどの世代よりも理想や正義感に満ちています。また、行動を取るためのエネルギーに満ちています。中学生の年齢層は「社会の問題・悩みの種」どころか、ジュニアユースたちは、むしろ、地域社会の 問題を解決する能力を潜在的に秘めている世代なのです。ただ、この能力を引き出すためには、適切な教育と指導が必要です。彼らは子どもとしての扱いではなく、これから大人になるためのガイダンス、独自の時間と空間、健全な同輩圧力、自己表現の場を必要としています。それを提供するのが、
ジュニアユース・プログラムです。

ジュニアユース・グループ:ジュニアユース・プログラムには複数の要素がありますが、まずはジュニアユースのグループを結成します。これは、ジュニアユース・プログラムの趣旨に賛同し、共に助け合いながら成長していきたいと希望するジュニアユース同士の集まりです。このグループを通して彼らは共に学び、笑い、遊び、創作し、奉仕します。