万国正義院
2001年11月12日
世界中のバハイへ
バハイの友人たちへ
神の大計画は世界の至るところで作用しており、新しい秩序が展開すると同時に、古い秩序の崩壊をもたらしています。それは、先例のない規模での社会的変化をもたらす推進力となっていますが、同時に、この日における神の目的に気づいていない世界の大部分の人々の意識に、恐れと不安が襲い掛かっています。計り知れない規模での根本的変化ガ起きるという意識が高まっており、物質的生存の快楽と安楽への没頭を冷めさせています。このような騒乱ともいうべき状況の最中、人類への「神の意志」が達成されようとしています。
「最大名」の共同体が遂げている進歩は、深い満足感をもたらしています。そのメンバー足しは、周りの苦悩や錯乱状態に惑わされることなく、出会う人たちに安心と洞察のメッセージを伝えようと努力しています。彼らの行動を鼓舞するビジョンは、大衆の限られた視点によりさえぎられていません。現在起きている世界の出来事は、「聖なる医者」がもたらした治癒法の適用を示す機会をバハイに与えています。
この時点において、我々は、バハイ国際基金への献金を顕著に増やす必要に迫られていることを、あなた方−この大業における同僚――にお知らせしなければなりません。この基金の大部分は、聖地の外における、神の大業の促進のために使われます。5年計画が、今後の「集団加入」のプロセスを著しく促進させる徴候を表している現在、このような経費は非常に重要となります。この基金はまた、バハイ世界センターの運営、聖地の聖なる場所の維持管理、樹齢プログラムの実施、信教の宣布と擁護などのためにも必要です。
我々は、バハオラの全ての信奉者たちが、このニーズに応えてくれるよう、呼びかけます。例外はありません――資源が乏しい人も、豊かな人も、皆対象となります。あなた方がすぐに行動を取り、維持することは、避けられません。なぜなら、大業のために献金する精神的な義務の遂行は、一刻とも遅延できないからです。犠牲的な行為に対する祝福も、確かです。
現在のバハイ国際基金の危機は、大部分、世界を襲っている経済不況による資源の削減です。また、部分的には、戦争や内部分裂や貧困により苦しめられている、また数の増している国々での大業の仕事を促進するため国際基金から援助をしていることも原因です。しかし、現在の深い懸念の主な原因は、世界センターにおける建物と庭園を適切な基準で維持する必要性があるということです。コストの増大は、庭園の領域が二倍以上に増えたことによります。
バハイ国際基金は、これらのニーズを満たさなくてはなりません。この基金を援助するため、我々は、「世界センター寄付基金」を設置することにしました。これは、信教の精神的・行政的センターにある建物や敷地の保存・維持・保全を目的とします。この決議は、ショーギ・エフェンデイの模範を参考にしています。守護者は、その使命期間中、ヨルダン地域周辺の国々に住む信者たちからの寄付を聖なる廟の維持のために、充てておられました。
あなた方は、国際基金への一般的なサポートに加えて、この「寄付基金」に献金されることを奨励いたします。この基金は、最初は、関連経費をまかなうために使われる予定です。現在の見積り額は年間700万ドルです。毎年末期に未使用として残った額は、目的献金として残しておきます。今後、残高が増えるにつれ、それは、これらのすばらしい聖なる場所の維持のために、投資の資源となるでしょう。これらの聖なる場所は、20世紀に、バハオラのビジョンに応え、アブドル・バハと守護者の膨大な仕事を支えた信者たちの犠牲的な行為により、徐々に創られてきました。このような神聖な場所にふさわしい、この輝きが、これから数十年、数世紀と衰えることなく保持されていくことが必要不可欠です。
「祝福された美」を愛する人たちが、常に前進するか身の大業のニーズに応えて立ち上がる時、彼らの献身的努力が強化されるよう、聖なる敷居で、熱烈な祈りを捧げます。
(署名)
万国正義院