注:この文書は校閲を受けていない非正式の訳です。暫定版としてお使いください。ただし、暫定版と明記してお祈りの会や学習等に使用できます。Note: This is a provisional translation, not officially reviewed or approved by the National Spiritual Assembly. However it may be used for devotional gatherings and other similar purposes while indicating clearly these are provisional translations.

 

イシュラガト

壮麗

 

これは、危難の中の援助者、御自力にて存在し給う御方、高貴なる御方、知恵と発言の主なる

神の書簡である。

 

彼は神、彼は高貴なる御方、発言と知恵の主なり。

 

 荘厳さ、威力、美において無類であり、栄光、強大、壮大さで無比なる神に賛美あれ。また、彼は人間の想像力が彼を理解するにはあまりに高く、何であれ彼に匹敵する、あるいは同等であるものはない。彼は言葉と最高に雄弁なる発言で彼のまっすぐな道を明白に述べられた。まことに彼は全てを所有する御方、最も高貴なる御方である。彼が新たな創造の存在を意図し給うた時、彼は御心の地平線より顕示と啓発の点を送り出し給うた。それはあらゆる印を突き通し、万人の主・神の命により、頂点に達するまであらゆる形でそれ自体を顕した。

  その点は諸々の名の円周の焦点であり、創造の世界の文字たちの最高点をなす。それにより計り知れない神秘、装飾された御徴、最大名として認識されたお方が現れた。その御名こそは光り輝く書簡に記録され、神聖で、祝福された、純白の巻物に刻まれている。そして、その点がマサニ[1]の始めに現れる第二の文字[2]に結合するとき、解説と発言の天界が交差するのである。それから神の永遠の光明がその輝きを発し、証言の天空の真ん中に燃え上がり、つたつの発光体を生み出した。慈悲深きお方に栄光あれ。彼については、言及することも、表現することもできない、また、いかなる断定もできず、いかなる証拠を記述することもできない。まことに彼はその始まりと終わりの双方で任命者、すべてに恩寵深きお方である。彼は彼らのために威力と強大の軍勢の中から擁護者や防衛者を差し出し給うた。まことに彼は危難の中の救助者、強大なるお方、拘束されることなきお方である。

 

この書簡の序文はマサニ[3]と同じように、二度啓示されている。

 

  その()を顕わされた神に賛美あれ。神は、彼の御名の布告者、彼の偉大な啓示の先駆者となるべく選ばれた()、この()から、過去、あるいは未来の万物の知識を解き明かし給うた。その偉大な啓示は全人類の四肢を震えさせ、彼の光の壮麗さを世界の地平線の上に輝き出させた。誠に、これは神が彼の僕らの間の誠実なる者のための光の大洋、彼の創造物の中にあるつむじ曲がりと彼の民の間の不信心者に対する火焔となるよう定められた()である。彼らは、不信心ゆえに神の贈り物を、偽善ゆえに天の食物をつまらないものと

引き換えに売り渡し、自分たちの仲間を悲惨な住居へと導いた。これらは世界中に動乱を表し、この日に彼の聖約を破った者らである。この日、不滅の御方が彼の玉座に登り、叫びを上げる御方が聖なる谷に防護と平和の安息所から彼の御声をあげたのである。

  おお、バヤンの従者らよ!全てに恩寵深き御方を怖れよ。これは、神の使徒であるムハンマドによって、また彼の前に聖霊[4]により、さらにその前に神と語らった者[5]により称えられた御方である。これは玉座の前へ大声で招いている。曰く、「神の正義にかけて、汝らはこの最も偉大なる発表、予言者らの魂に秘められ、神の選び給うた心に秘蔵され、御名の所有者なる汝らの主の栄光あるペンによって書き記された完全な道を称賛するために創造された」。

  言挙げよ、天罰で死ぬがよい、おお、悪意ある者らよ!誠に、何事も逃がさない知識を持つ彼は出現した。微笑を浮かべた聖なる知識の顔をもたらした彼が来た。彼を通して発言の王国は飾られ、あらゆる受容力のある魂は啓示の主に顔を向け、座り込んでいた者らは全員立ち上がり、あらゆる無精者は確信のシナイ山に達すべく全力で突進した。これは神が正直者に祝福を、邪悪なる者に天罰を、誠実なる者に恩寵を、そして不実なる者やつむじ曲がりに対して彼の激烈な怒りを定められた日である。誠に彼は、神により無敵の主権を授けられ、明らかにされた。彼が顕したことに比較し得るものは天にも地にも何もない。

  おお、バヤンの人々よ、全てに恵み深き御方を怖れよ、そしてコーランの従者らが犯したことを犯すなかれ。彼らは夜も昼も神の信教への信仰を告白しながら、万人の主が出現したとき、彼に向かうことなく、彼に対して極めて残酷な判決を下したため、復活の日に母なる書は彼に起ったことを痛く嘆いた。思い起こせ、そして彼らの行いと言葉、彼らの地位や功績、彼がシナイ山でその舌を緩め、語らったとき、ラッパが吹かれ、そのため断言の文字たちのなかに数えられたものを除いて天と地にあるもの全てが卒倒したとき、彼らがなしたことについて熟考せよ。

  おお、バヤンの人々よ!汝らの気まぐれな考えや虚しい空想を棄て、公平な目で彼の啓示の夜明けを調べ、彼が明示されたこと、彼が神の力で啓示された言葉、彼の敵の手で彼に降りかけられた苦難を熟考せよ。彼はご自分の大業を宣布し、彼の言葉を称揚するためにあらゆる艱難辛苦を快く受諾されたのである。ある時はタの地(テヘラン)で、またある時はミムの地(マザンダラン)で、そしてもう一度、前の地で、天界の造り主、神の大業のために投獄に苦しめられた。彼は、全能者、全てに恩寵深きお方、神の大業への愛のためにそこで鎖に繋がれ、足かせをかけられた。

  おお、バヤンの人々よ!汝らはわがペンが啓示し、わが舌が発した我の訓戒を忘れたのか。汝らは、汝らの気まぐれな考えのために我の確信と、汝らの利己的な願望のために我の道と引き渡したのか。汝らは神の教訓と彼の記憶を退け、彼の法と条例を見捨てたのか。神を畏れ、虚しい空想を生みだす者にそれを、また迷信の考案者にそれを任せ、疑いを養育する者にそれを疑わせよ。それから輝かしい顔、潔白な心で、地平線に向かって前進せよ。その地平線には啓示の主、神の命令で確信の昼の星がまぶしく輝いている。

  最も偉大な不可謬性を、創造の領土の彼の大業の聖堂のための盾とした神、この高貴で崇高な地位を誰とも分かち合うことのない神に賛美あれ。その地位は卓越した力の指が彼の威厳の真髄のために造られた衣服である。その衣服は「お望みのままになすお方」の強大なる玉座に座すお方の他の誰にも似合わない。この時期に栄光のペンによって、始めと終わりの主、神の書に書き記されたことを受け入れ、認めるものは誰であれ、誠に、聖なる和合の具現者の間で、神の一体生の概念を支持するものとみなされる。

言葉の奔流がこの段階に達したとき、真の知識の甘い香りは八方に広がり、聖なる和合の昼の星は彼の聖なる発言の地平線の上に輝きだす。彼の呼び声で栄光の頂点に惹きつけられた者、ただただ究極の目的であるお方のみに引き寄せられた者、栄光のわがペンの甲高い声を通してこの世と次に来る世の主を認めた者は幸いなり。我がすべてをなびかせる者たるわが名の潜在力を通して開封した選り抜きの美酒を飲み損なったものは誰であれ、聖なる和合の光の輝きを識別できないか、あるいは天と地の主、この世と来るべき世の絶対的支配者、神の聖典に潜在する真の目的を理解することはできないであろう。そのような者は全知者、すべてに精通し給う御方なる神の書で不実なる者の中に数えられよう。

  おお汝、栄誉ある探求者よ![6] このペンが動きを止め、このが驚くべき徴について述べることをためらったこれらの日々に、我は汝が確固として適切な忍耐をもって最も偉大な不可謬性に固執したと証言する。汝らはこの虐げられし者に、汝らのためにヴェールや覆いを取り去り、神秘や特質、地位や立場、その卓越性、崇高さ、賛美を解明するよう求めた。神の命にかけて!もし我が知識と保証の大海の貝殻内のしるしの真珠を明かし、真の理解の楽園での発言の小部屋内に隠された聖なる神秘の美をその住まいより出たなら、あらゆる方向から激しい動揺が宗教指導者らの間に起こり、汝らは、最初から最後まで神を否認するような狼たちの歯にガッチリと捉えられた神の民を目撃するであろう。よって、我は聖なる知恵に従って、天の祝福を不信と交換し、人々のために破滅の住居[7]を選んだ者らから忠実なる者を守るためにかなりの期間ペンを止めた。

  おお汝ら、鋭敏な洞察力を授けられた探求者よ。我は、彼の最も崇高な御言葉の潜在力を通して天の群勢を魅了されたお方にかけて誓う!誠に、わが王国の領土に永住する鳥たちと、わが知恵のバラ園にとどまる鳩たちは天と地の王国の主、神以外の誰も測り知ることができない調べやさえずりを発する;そしてこれらの調べが針の目の分量ほどでも明かされれば、横暴な者らは前の世代の誰も発したことがないほどの勢いでこれを誹謗し、過去の時代のいかなる者も犯したことがないほどの行いを犯すであろう。彼らは神の恩恵や彼の証拠を拒否し、神の証やしるしを否認した。彼らは道から逸れ、迷いの道へ人々を導きながら、それを認めない。彼らは虚しい空想を崇拝し、そのことに気付かない。彼らは自分たちの主について根拠のない幻想を持ち、神を無視し、しかもそれを分かっていない。彼らは最も偉大な大海を棄て、水たまりへと急いだが、それを理解しない。彼らは自分自身の根拠のない幻想に従い、危難の中の御救い、御自力にて存在し給うお方なる神から遠ざかった。

  言挙げよ、神の正義にかけて!恩寵深きお方は威力と主権を纏って到来された。彼の威力を通して、宗教の基礎は揺るぎ、発言のナイチンゲールは真の理解の最も高い梢でその調べを放った。誠に、神の知識に隠され、聖なる書に述べられている彼は出現した。言挙げよ、これはシナイ山上で語った者が啓示の玉座に登り、人々が諸々の世界の主の前に立ったその日である。これは地球が吉報を告げ、地球の財宝の覆いをとった日である。この日、大海は真珠を生み出し、聖なるロートの木は果実を実らせた。この日、太陽はその輝きを発し、月は光線を放散させ、天国は星々を現し、時はその印を刻み、復活は恐ろしい威厳を現した。この日、諸々のペンはその流れをゆるめ、精神は神秘を明かした。彼を認め、彼の御前に達した者に祝福、彼を否定し彼から背いた者らに災いあれ。我は彼の僕らが彼のもとに戻るよう助け給うよう嘆願する。誠に、彼は許し給い、許容し給うお方、慈悲深き御方におわす。

  おお、汝、高き領土に顔を向け、寛大の手から我の指定した美酒を飲んだ者よ!「不可謬性」という用語は数々の意味、様々な地位をもつことを知れ。一方でそれは、神は誤りから免れた御方という意味である。同様に、それは、神が罪や違犯、謀反、不信心、不信仰などといったようなものから擁護し給うた全ての魂のことを意味する。しかし、最も偉大な不可謬性は、その地位が法令や禁止令を計り知れないほどに超えた御方に限られ、誤りや手抜かりから聖別されているのである。実に、彼は闇に続くことのない光であり、過ちに襲われることのない真理である。もし彼が水を美酒である、あるいは天国を地球である、また光を火であると宣言すれば、彼は真実を語っているのであり、そこに疑いの余地はない。また、誰にも彼の権威に疑問を挟む権利はなく、どうしてとか、何故にという権利もない。異議を唱える者は誰であれ、世界の主、神の書で臆病者と数えられよう。「誠に、彼は彼の為すことについて尋ねられることはなく、他のすべてのものは彼らの行いについて問われよう。」[8] 彼は目に見えぬ天界より、「彼は御心のままに為す」の旗を掲げて、力と権威の軍勢に伴われて到来し、一方、彼らに申し付けられた法や決まりはすべて、厳密に遵守することは、彼以外のすべてのものの義務である。そして、それをたとえ髪の毛一本ほどでも逸脱する者は誰であれ、その者の働きは無に帰すであろう。

  汝ら、モハンマドが顕れた時代を思い起こしてみよ。彼は、「その家[9]への巡礼は神への奉仕である」[10]と述べており、その彼の言葉は真実である。日々の祈りや断食、そして、人民、地上の人々や一族の真の教育者である世界の主、神の書の地平線上に輝き出た数々の法も同様である。すべての者は神が制定し給うたあらゆることで彼に従う義務がある。誰であれ彼を否認する者は神、彼の聖句、彼のメッセンジャー、彼の書を信じない者である。もし彼が、正しいことを間違いと断言、あるいは信念を否定するのなら、彼は神に命じられた真理を述べているのである。この地位では罪も過ちも存在せず、またそれについて述べられることもない。汝ら、祝福され、天より啓示された句を熟考せよ。その聖句はその家への巡礼を全員に申しつけている。聖なる書で彼らに命じられたことの全てを遵守することは、彼[11]の後に権限を賦与された者らに委譲された。神の法や命令から逸脱する権利は誰にも与えられていない。それらから逸脱するものは誰であれ、威力の玉座の主におわす神の書において侵害者に数えられる。

  おお、神の大業の曙の地点を凝視する者よ!汝、これを確信せよ、すなわち、神の御心は人々の基準によって制限されることはなく、また神は人々の道を歩むものではない。むしろ、人は皆、神のまっすぐな道を忠実に守るよう義務つけられている。もし神が右を左と、あるいは南を北であると断言されたなら、神は真実を述べておられ、そこにはなんらの疑いもない。誠に、彼はその行いにおいて称賛され、彼の命令は従うべきものである。彼の判断に提携者はなく、その主権にいかなる援助者もない。彼はご自分の意のままになし、好むままに制定し給う。さらに知れ、彼以外の者は皆、彼の御前から発せられる一言の威力で創造され、一方、彼の命令や許しがなければ、彼らには自力による動きも静止もないのである。

 おお、愛と親睦の大気圏に飛翔し、創造の王におわす汝の主の御顔の光を凝視する者よ!最高の不謬性の彼の領土で彼はいかなるパートナーも顧問も持たないということに誰もが気付けるように、彼は汝らのために、彼の知識の中に隠され、秘蔵されたことを解明し給うた故に、神に感謝を捧げよ。彼は、実に、聖なる教訓と命令の曙、知識と英知の源泉であり、一方、彼以外の者は皆、彼の単なる民であり、彼の支配下にある者である。彼は最高の支配者、命令者、すべてを知り、すべてに精通し給う御方におわす。

  汝自身については、活気をもたらす啓示の句の息吹にうっとりとさせられ、汝らの主、復活の日の最上の支配者の手で指し出された清らかで、生命を与える水によって我を忘れた時はいつでも、声を上げ、述べよ:

  おおわが神よ、おおわが神よ!あなたに感謝いたします。あなたの僕らの中のほとんどの学者や聖職者たち、そして彼らに従うような者らがあなたから何らの証拠やあかしもなく、あなたに背を向けたとき、私をあなたに向かわせ、あなたの地平線に導き、私にあなたの道をはっきりと示し、あなたの証を啓示し、私の顔をあなたに据えさせ給うた。おお、御名の主、あなたに祝福あれ、また天上の創造者であるあなたに栄光あれ。あなたは御自力にて存在し給う御方、あなたの御名の力を通してあなたの封印された美酒を私に飲ませ、あなたの近くに私を引き寄せ給い、あなたの発言の夜明け、あなたの徴の顕示者、あなたの法と命令の源泉、あなたの英知と賜物の源を認めることを可能ならしめ給うた故に。あなたの主権の玉座が確立され、あなたの衣の香りが放散されているところで、あなたの足跡によって高貴にされた地は祝福される。あなたの栄光と荘厳、あなたの威力と力にかけて!私はあなたの美しさを見ること以外に視力を望まず、あなたのお声とあなたの聖句を聞くことを除いて聴力を望みはしない。

  おおわが神よ!おおわが神よ!あなたによって創造された目的に目を据えることを許し給え、あなたの地平線に顔を向けることを許し給え。あなたの威厳の入り口で敬意を表すことを許し、あなたの玉座の御前に進みいで、あなたの恩恵の昼の星の光輝の前にひれ伏すことを許し給え。

 おお主よ、私は心と魂、四肢、内なる舌と外なる舌があなたの唯一性と一体性を証言する者であり、あなたは神におわし、あなたの他に神はいまさぬことを証明する者なり。あなたはあなたを知り、あなたの大業に仕えるために人類を出現させ給うた。それによって、彼らの地位はあなたの地上で高められた、そして彼らの魂はあなたがあなたの聖典、あなたの書、あなたの書簡に啓示されたことの力によって意気を高められたのである。にもかかわらず、あなたがご自身を顕示し、あなたの御徴が露わにされるや否や、彼らはあなたに背を向け、あなたを否認し、あなたがその御力と威力の効能をとおして彼らの面前に明かされたことを拒否した。彼らはあなたを傷つけ、あなたの明かりを消し、燃え盛る藪に燃え上がった炎を消すために立ち上がった。彼らの邪悪の極みはあまりにも嘆かわしく、あなたの血を流し、栄誉を冒涜することをたくらんだ。そして、あなたがそのお優しい手で育て、あなたの創造物や僕らの間のつむじ曲がりたちの反抗的な危害から守り、あなたがあなたの玉座の前であなたの聖なる句を書く任務を課し給うた彼[12]も同じような行いをした。

  なんと悲しいことよ!彼は、あなたの日々に、あなたの聖約を破り、あなたの聖なる法令を拒否し、暴動を起こし、あなたの王国の住民たちを悲しませるようなことを犯すほどの悪事を働いたのである。そして、自分の望みが粉砕されたことを知り、完全な失敗の匂いを知覚したとき、彼は声をあげ、あなたのお側にはべる選ばれた人々や、栄光の館の住民たちを当惑させるようなことを口にしたのである。

  おおわが神よ、あなたは、私が魚のように塵の上で苦悩に悶え苦しんでいるのを見給う。私に慈悲をたれ給い、救い出し給え、おお、すべての人々が助けを懇願するあなた、おお、その手にすべての男女を支配する威力を握り給うあなた。我は自分の嘆かわしい短所や大罪を思うたびに、絶望があらゆる方向から襲いかかり、あなたの恩寵の大洋や御恵みの天上、お優しい思いやりの昼の星について黙想するときはいつも、北から南から、左や右から漂いくる希望の芳香を嗅ぐのである。それはあたかも、あなたの慈悲の天上の雲が私の上に雨を降り注ぐであろうという吉報を全創造物が告げているかのようである。おお、誠実なる者らの頼みの綱であり、あなたに近づくことを喜ぶ者らの希望にまします御方、あなたの威力にかけて!あなたの数々のご好意と祝福、あなたの恩恵と優しさは誠に私を勇気つけました。さもなければ、無に等しいものがどうして一言をもって創造物を実在に至らしめた御方の御名を賛美し、束の間の創造物が、いかなる描写をもってしても言い表すことができないことを立証し給うた御方を賞賛し、いかなる賛美の言葉もその栄光を賞揚できない御方を賞揚することができようか。彼は太古より彼の創造物の理解を超えて測り知れない程に高遠におわし、彼の僕らの抱く概念から聖別されているのである。

  おお主よ!あなたはあなたの御前にいる生気のないこの者を見給う;あなたの寛大さと恩寵深きご好意により、その者に不滅の生命の盃を差し控え給うな。あなたは、あなたの玉座の前に立つこの病める者を見給う;あなたの治癒の大洋から彼を遠ざけ給うな。私がいついかなる時でも、いかなる状況にあろうともあなたを思い奉り、あなたの御名を称え、あなたの大業に仕えることができますよう嘆願いたします。とは言え、私は、何事であれ、僕から生じるものはその魂の限界を超えることはできず、あなたの統治に不相応で、あなたの栄光やあなたの荘厳さの宮廷にふさわしくないということを十分認識しております。

  あなたの威力こそわが証人なり!もしそれがあなたを称賛するものでなければ、私の舌は私にとって何の役にたつでしょうか、また、それがあなたへの奉仕のためでなければ私の存在は私に何らの利があるでしょうか。あなたの栄光の領土の輝きを見るためでなければ、どうして私は視力を大事にせねばならないでしょうか。あなたの最も甘い御声を聞くためでなければ、聴力は何のためになるでしょうか。

  悲しいかな!おおわが神、わが頼みの綱、わが心の望みよ、私には分かりません、あなたが私の目を慰める、また私の胸を喜ばせ、私の心を歓喜させるものを私に定めたのか、あるいは、おお不滅の王、すべての民の主たる主権者たるあなたの取り消すことのできない命令は私があなたの玉座の御前に私自身を表すことを妨げるものを定められたのか。あなたの栄光と威厳にかけて、またあなたの支配と力にかけて誓います、あなたから隔てられていることの暗黒は私を破滅させました。あなたの臨場の光はどうしたのでしょうか、おお、すべての理解力ある心の望みである御方よ。あなたからの別離の苦悶の苦さは私を消耗させました。あなたとの再会の輝かしい光はどこにあるのでしょうか、おお、あなたに完全に身を捧げる者らに愛されし御方よ。

  おおわが神よ。あなたの真理を否認し、あなたの聖約を破り、あなたの御徴のあら探しをし、あなたが与え給うた祝福を拒み、あなたが下し給うた聖句を疑い、あなたが成就し給うた証言を認めることを拒否した者らの手がなしたことにより、あなたの道において私の上に何が降りかかったかをあなたは見給う。

  おお主よ!私の舌である舌、私の心である心、私の精神の精神、私の外なる存在と内なる存在があなたの唯一性と一体性、あなたの力と全能なること、あなたの崇高さとご主権を証言し、あなたの栄光、高遠さと権威を証明いたします。私は、あなたが神に在わし、あなたの他に神はいまさぬということを証言いたします。太古よりあなたは人類の視力や知力から隠された財宝であり、今後とも永遠に隠されたままであり続けます。地上の力は決してあなたを阻止することはできず、国家の力もあなたを恐怖に陥れることはできない。あなたはあなたの僕らの面前に知識の扉を開放された御方であり、それにより僕らはあなたの啓示の昼の星、あなたの御徴の夜明けの地点、あなたの顕現の天上、あなたの神々しい美の太陽たる御方を認識いたします。あなたはあなたの聖書の中で、あなたの経典、あなたの巻物の中で世界のすべての人々に、あなたご自身が出現し、あなたの御顔から栄光のヴェールを取り除くであろうと約束されたました。あたかも、あなたがあなたの「友」[13] に対してあなたの御言葉で告知し給うたように。その「友」を通して啓示の昼の星はヒジャズの地平線上に明るく輝き、聖なる真理の夜明けの光は全人類にその輝きを放ち、「人類が諸々の世界の主の御前に立つこの日」[14] を宣言した。また、モハンマドの前に、あなたはあなたと会話を交わした「彼」[15]にこの吉報を告げられた、曰く:「汝の民を暗黒から光明へ連れ出し、神の日について彼らに思い起こさせよ。」[16] さらに、あなたは「精神」[17]や、はるか昔、あるいはもっと近い昔のあなたの預言者らや使者らにこの真理を宣言し給うた。もし、この最も卓越した記憶、この偉大な告知を讃えるためにあなたが下されたことのすべてがあなたの最も尊いペンの泉から流れ出るならば、知識と理解の諸々の都市の住民たちは、あなたがその力の効力をもって救い、あなたの恩寵溢れる愛顧と恩恵の印として守り給う者を除いては唖然とするであろう。私は証言いたします、あなたがあなたの約束を果たし、あなたの預言者ら、あなたの選び給うた者ら、またあなたにお仕えする者らによってその出現が予告されていた御方を現し給うたことを。彼は栄光と力の天より、あなたの諸々の印とあなたの数々の証の旗を掲げて到来されました。あなたの不屈の力と強さの効力を通して、彼は全人類の面前に立ち、万人を卓越した栄光の頂上、最も高い地平線へと召喚されました。聖職者らの圧制も統治者らの猛襲も彼を妨害することができないほどまでの威力で。彼は不変の決意で立ち上がり、舌を緩め、響き渡る口調で宣言した:「すべてに恩寵深き御方は雲に乗って到来した。おお、地上の人々よ、輝かしい顔と晴れやかな心をもって進み出でよ!」

  あなたの御前に達し、あなたの大いなる恵みの手で贈られた再会の美酒を飲み、あなたの御印の芳香を嗅ぎ、あなたを賛美するために舌を緩め、あなたの天上に舞い上がった者の祝福は誠に大きく、あなたのお声の甘美さに心を奪われ、最も崇高なる楽園に入ることを許され、あなたの荘厳さの玉座の前に進み、啓示とビジョンの地位に達した者は大いに祝福されん。

  あなたの啓示の曙となるべくあなたが選び給うた最も偉大なる不謬性により、その言葉の力で創造させ給い、あなたの大業を顕し給うたその最も崇高な御言葉により、またその他の名称のすべてを唸らせ、賢人たちの手足を震えさせたこの御名により、あなたに懇願いたします。私があなたの御心のお喜びに応じてのみ動き、あなたの御目的の命令のみによって語り、あなたを称え、賛美する言葉の他は何も聞かないほどに、あなた以外のあらゆるものから引き離し給うよう懇願いたします。

   おおわが神よ、私はあなたの御名を賛美いたします。そして、おおわが望みよ、私はあなたに感謝を捧げます。何となれば、あなたの僕らとあなたの民があなたに背を向けた時、あなたは私にあなたのまっすぐな道をはっきりと見えるようにさせ、私の目の前にあなたの偉大な告知を明かし、あなたの啓示の夜明けと大業の源泉に私の面を向けるよう助け給いました。おお、永遠の王国の主よ、私は嘆願いたします、栄光のペンの甲高い声と、青々と茂る木より声高らかに叫ぶ炎により、木より声高に叫ぶ炎により、またあなたがバハの人々のために特別に選別された箱舟により、私があなたへの愛に不動であり、あなたが私のためにあなたの書に定めた給うたことは何であれそれに満足し、あなたへの奉仕やあなたの愛し給う者らへの奉仕に確固たらしめ給うように。おお、わが神よ、あなたの僕らがあなたの大業を称揚し、あなたの書に顕されたすべてのことを遵守できるよう僕らを恩寵深く助け給え。

  誠に、あなたは威力の主におわし、お望みのままに制定する力をもち、すべての創造物の手綱はあなたの御手にしっかりと握られております。あなたの他に神はなく、あなたは力に満ち、すべてを知り、すべてに賢き御方におわします。

  おお、ジャリルよ!我は汝の目に大海とその波、太陽とその光輝、天とその星々、貝と、そこに潜む真珠を明らかにした。全世界に浸透したこの大いなる恩恵、慈悲深い御好意に対し

て神に感謝を捧げよ。

 おお、わが顔の壮麗さに面を向けた汝!漠然とした空想が地球の住人を取り囲み、彼らが確信の地平線、その明るさ、その顕現、その光に向かうのを妨げている。空虚な想像は自存し給う御方なる彼から彼らを引き離している。彼らは自分たちの気まぐれに促されて話し、理解していない。彼らの中にこのようなことをいった者らがいる:「聖句は下されたか?」 答えよ:「然り、諸々の天の主なる彼によって!」 「時は来たのか?」 答えよ:「いや、それ以上だ;それは過ぎ去った。明白な象徴の啓示者たる彼にかけて!誠に、不可避の御方は到来した。唯一真の御方なる彼は証拠と証言をもって現れた。平原は表わされ、人類はひどく悩まされ、恐れをなしている。地震が群発し、諸々の種族は力の主におわし、すべてを従えさせる神への恐れ故に嘆き悲しんでいる。」 曰く:「然り、ラッパの衝撃的な一吹きは鳴り響いた。この日は唯一の御方、なにものにも拘束されぬ御方なる神の日なり。」 そして彼らは言う:「大災害はすでに起こったのか?」 答えよ:「然り、主の中の主にかけて!」 「復活はあったのか?」 「否、それ以上だ;自存し給う御方なる彼は彼の御印の王国をもって現れた。」 「汝らは人々がひれ伏すのを見たか?」 「然り、最も高遠なる御方、栄光に満ち給う御方、わが主にかけて!」 「木の株は根こそぎになったか?」 「然り、それ以上だ;山々は塵と化し四散した。諸々の属性の主なる彼にかけて!」 彼らは言う:「楽園はどこに、地獄はどこに?」 答えよ:「楽園は我との再会;地獄は汝ら自身である、おお、汝ら、神に同列者をおき、疑う者ら。」 彼らは言う:「我らは天秤をまだ見ていない。」 答えよ:「確かに、慈悲の神、わが主にかけて!洞察力を授けられた者を除き、誰もそれを見ることはできない。」 彼らは言う:「星々は落ちたか?」 答えよ:「然り、自存し給う御方なる彼が神秘の国[18]にお住まいになった時に。心を留めよ、眼識を与えられた汝ら!」 我が威厳と威力の懐より力の御手を引き出したとき、すべての印は出現した。誠に、約束された時刻が到来しした時、触れ役は叫び、シナイの壮麗さを認識した彼らは創造物の主、汝らの主の崇高な威厳の前で、ためらいの荒野で卒倒した。トランペットは問うた:「ラッパは鳴ったか?」 答えよ:「然り、啓示の王にかけて!彼が、慈悲深き御方、彼の御名の玉座に昇られた時に。」 暗黒はすべての灯りの源泉、汝らの主の慈悲の夜明けの光明によって追い払われた。慈悲深き御方の微風は漂い、魂たちは身体という墓場の中で活気つけられた。こうして、その命令は力強き御方、情け深き御方なる神により果たされた。この真理を拒否した彼らは言った:「天はいつ裂けたか?」 答えよ:「汝らが強情と過誤の墓場に横たわっている間に。」 不信心な者の中には目をこすり、右や左を見る者がいた。 答えよ:「汝らは盲目である。汝らに逃れ込める避難所はない。」また、彼らの中にはこう言った者がいる:「人々は集合させられたのか?」 答えよ:「然り、わが主にかけて!汝らがくだらない妄想の揺りかごに横たわっている時に。」彼らの中にはこう言う者がいる:「聖なる書は真の信仰の力を通して下されたか?」 曰く:「真の信仰そのものが仰天させられた。怖れよ、おお汝ら、理解する心の人々よ!」 彼らの中にこういうことを言う者がいる:「私は他の人々と共に集合させられ、それが目に映らなかったのか?」 答えよ:「然り、雲に乗った彼にかけて!」 楽園は神秘のバラで覆われ、地獄は不信心の火で燃え上がった。曰く:「光は啓示の地平線から輝き出し、地球全体はこの聖約の日の主なる彼の到来で照らされた!」疑う者らは消滅し、確信の光に導かれて確信の曙に向かった者は栄えた。我を凝視した汝は、汝に下されたこの書簡、人々の魂を飛翔させた書簡によって祝福される。これを暗記し、朗誦せよ。わが生命にかけて!これは汝の主の慈悲への扉である。これを夜に夜明けに朗誦する者は幸いなり。誠に、知識の山を粉砕し、人々の足を滑らせたこの大業を汝が賛美するのを我は聴いた。わが栄光は汝と、すべてに恩寵深い御方、全能者に向かったすべての者らの上にあり。この書簡は終わったが、課題は未だ言い尽くされてはいない。忍耐せよ、なぜなら汝の主は辛抱強いが故に。

 これらは我が以前に著した聖句である。我は、神が威力と主権を持って彼らを訪れた時、彼らの嘘つきの舌が何と言ったかを知ってもらうためにこれらの聖句を汝に送る。虚しい幻想の土台は揺らぎ、空虚な妄想の天空は引き裂かれたが、なおも人々は疑いを持ち、彼と論争している。彼らは彼が力の天よりその御印の王国と共にやって来た後も神の証言と彼の証拠を拒否し続けた。彼らは命令されていることを投げ捨て、聖なる書での禁令を破った。彼らは神を捨てて、自分たちの欲望にしがみついた。彼らは誠に道から逸れ、誤りの中にある。彼らは聖句を読み、それらを拒否する。彼らは明白な徴を見て、それに背を向ける。彼らは誠に奇妙な疑心に取り憑かれている。

 我は神を怖れるようわが愛する者らに勧告した。神の怖れはすべての良い行いと美徳の源泉である。これはバハの都市における正義の軍勢の指揮官である。その輝く旗の下陰に入り、そこにしっかりと掴まるものは幸いなり。誠に、そのような者はガユモゥル・アスマで述べられている紅の箱舟の仲間である。

 言挙げよ、おお神の人々よ!汝らのこめかみを信頼と信心の飾りで飾れ。そして、良き行いと賞賛に値する性格を持って汝らの主を援助せよ。我はわが書、わが経典、わが巻物、わが書簡で、汝らに紛争や争議を禁じ、それにより汝らが高められ、前進することを願った。諸々の天とその星々、太陽とその光線、木々とその葉っぱ、諸々の海とその波、地球とその財宝はこのことを証言する。我は神がに愛される人々を援助し給うよう、そして彼らがこの祝福された、強大な、驚くべき地位にふさわしいものとなれるよう助け給うよう祈る。さらに、彼の恩寵に満ちた援助により、我をとり巻くこれらの者らが、わが栄光のペンの命じたことを遵守できるよう懇願する。

 おお、ジャリルよ!わが栄光とわが優しさの摂理は汝の上にあり。誠に、我は人々に適切でふさわしいことをなすよう命じたにもかかわらず、彼らはわが心とわがペンを悲しませるようなことをした。わが意志の天国とわが喜びの領土から下されることに汝の耳を傾けよ。我は捕らわれの状態にも、我の敵たちの手で我にふりかけられたことにも悲しみはしない。否、我の悲しみは我に関係すると公言しながら、我に悲嘆の声を上げさせ、涙を流させる者らによって引き起こされる。我は種々の書簡で、長々と彼らに勧告し、神が恵み深く彼らを助け給うよう嘆願した。それにより、彼らがのお側近くに引き寄せられるように、そして彼らが人々に心の平穏と静穏をもたらし、彼の日に不相応とみられるあらゆることから彼らの手を抑えることに確固とするように。

 言挙げよ、おお、わが国土に住む我の愛する者らよ!神のために汝らを諭した御方の忠告に耳を傾けよ。実に、は汝らを創造し、汝らを高め、汝らの利益を促進するものを汝らの面前に明らかにし給うた。彼は彼のまっすぐな道を汝らに知らしめ、彼の偉大なる声明を汝らに告げ給うた。

 おお、ジャリルよ!神を怖れるよう人々に勧告せよ。神にかけて!この怖れは汝の主の軍隊の最高司令官であり、その軍勢は賞賛に値する性格と立派な行いである。いつの時代も人々の心の都はこの軍勢によって開放され、優勢と勝利の旗は他のすべての旗を超えて高く掲げられるのである。

 我はここで、汝の主におわし、強大の玉座の主におわす神の目から見た信頼性という美徳とその地位について汝に述べよう。ある日、我は青々としたわが島に赴いた。我はそこに小川が流れ、木々がおい繁り、その中で燦々と輝く陽光を見た。わが面を右に向けると、ペンが描写することのできないものを見た;否、人類の主の目が最も聖別された、最も崇高な、最も祝福された、最も高貴な地点で目撃したものをペンは表現することはできない。そして、左を向くと、我は光の柱の上に立ち、声高らかに語る最も崇高なる楽園の美女の一人を見つめた;「おお、天と地の住民たちよ!わが美、わが輝き、わが啓示、わが光輝を見よ。真実なる御方、神かけて!我は信頼性であり、その権化であり、その美である。我は我にすがり、われの高遠なる位と地位を認め、わが裾にしがみつく者ら皆に報いるであろう。われはバハの人々の最も偉大な装飾であり、創造の王国にいるすべてにとって栄光の衣服である。我は世界の繁栄のための最高の手段であり、万物に対する保証の地平線である。」 我はこのようにして、人々を創造の主の近くへ引き寄せるものを汝に送る。

 ここで最高のペンは雄弁なる言語[19]から輝ける言語[20]に移る。おお、ジャリルよ、汝が無比の御方におわす汝の主の慈愛を理解し、誠に感謝する者らの一人となるために。

 おお、すべてに栄光ある地平線に目を据えた汝よ!呼び声は挙げられたが、聞く耳は数えるほど、いや、まったくない。この虐げられた者は毒蛇の口中にあっても、は神に愛されし者らについて言及することを怠らない。これらの日々、我の苦難はあまりに深いため、天上の軍勢は涙し、悲嘆にくれる。この世の災難も国々が負わせた危害も、永遠の王である彼が召喚の声を上げるのを阻止することも、の目的を阻むこともできなかった。長年暗幕の後ろに隠れていた者らが、大業の地平線がきらめき、神の御言葉がすべてに浸透したことを見たとき、彼らは駆けつけ、敵意の剣を持っていかなるペンも描写できず、いかなる舌も述べることができないような危害を加えた。

 公平に判断する者らは、大業の初期の頃から、この虐げられし者は立ち上がり、王たちや庶民の面前に、統治者らや聖職者らの前に、現れ、輝いたこと、また、鳴り響く音色ですべての人をこのまっすぐな道に召喚したことを証言する。彼のペン以外にいかなる援助者もなく、彼自身の他いかなる救助者もない。

 神の大業の活気的目的を知らない、または不注意な者らはに反抗した。そのような者らは悪の前兆であり、神はその書や書簡で彼らについて述べ、彼らの影響や叫び、欺瞞に対抗するようの人々に警告された。永遠の主の面影を前にして、世界の人々をまったくの無、忘れられたものと見なし、どのような疑いや仄めかしも、また剣や大砲をもってしても彼の前から彼らを引き離すことも移動させることもできないほどにしっかりと神の確固とした取っ手にすがる者らは幸いなり。確固不抜なる者に祝福あれ。彼の信教にしっかりとする者らは恵まれる。

 汝の要請に応じて、栄光のペンは最大なる不謬性の地位と度合いを丁寧に記述し給うた。その目的はこうである、すなわち、すべてのものが予言者の打ち止め[21]—-以外のすべての魂がのために捧げられんことを---彼ご自身の地位において類似したものや仲間、パートナーを持たないということを確信すべきということである。かの聖人たち[22] ---彼らの上に神の祝福あらんことを---彼の御言葉の力を通して創造され、の後は人々の中で彼らが最も学識ある者、最も際立った者らであり、最高の隷属の地位に留まる者らである。いかなる比較や類似からも聖別された聖なる真髄は予言者の中に確立され、いかなる同僚やパートナーをも超えて高められている神の内奥の実在の中に顕される。これこそが真の唯一性、まぎれもない単一性の地位である。以前の宗教性の従者らは、悲しいことに、この地位について十分な理解を得ることができなかった。最初の点[23] ---以外のすべての者の生命がのために捧げられんことを---曰く:「予言者らの打ち止めが『継承者』という言葉を発しなかったら、そのような地位は創造されなかったであろう。」

 かつての人々は、の唯一性への信仰を公言したにもかかわらず、自らを神と同列に置いた;彼らは人々の中で最も無知であったにもかかわらず、自分たちのことを最も学識あるものとみなしたのである。しかし、それら無思慮な者らに対する天の報いの徴として、彼らの誤った概念や営みはこの審判の日に、識別力や理解力のあるすべての人に明白にされた。

 おお、汝ら、真実なる御方におわす神に懇願せよ、が汝らをこの啓示の従者らを以前の信教にあったような虚しい幻想や堕落した考えから恩寵深く守り給い、真の唯一性の昼の星のまばゆいばかりの輝きから彼らを退け給わぬように。

 おお、ジャリルよ!世界が虐げたは今や宣言する:正義の光は曇らされ、公平の太陽は見えなくなった。保護と護衛の座は強奪者に占拠され、忠実な者の地位は信義に背く者に奪われている。一年前、圧政者がこの都市を統治し、あらゆる瞬間に新たな害をもたらした。主の正義にかけて!彼は人々の心に恐怖を投げかけるようなことをした。しかし、世の暴虐は決して栄光のペンを妨害することはできなかったし、これからもできない。わが豊かなる恩寵と優しさをもって、我は世界の統治者らや聖職者らのために特別に安全と擁護、静穏と平和の助けとなることを明らかにした;人の子らが圧政の悪から安全に守られるように。誠に、保護者援助者勝利をもたらす御方である。人民の育成、国家の発展、人類の保護とその栄誉の擁護のために、栄光のペンから輝き出ることに、常に視線を据えることは神の正義院の紳士たちの義務である。

 

第一のイシュラグ

 

 知恵の太陽が神の聖なる宗教制の地平線の上にのぼった時、この栄光に満ちた発言が発せられた:富を所有し、権威と力を授けられている彼らは宗教に対して最も深い関心を示さなければならない。実に、宗教は世界の人々の保護や福利のための輝く光であり、堅固な砦である。何となれば、神への怖れは人に善なるものに固執することを強い、あらゆる悪を避けさせるからである。もし宗教の明かりが曇らされれば、無秩序や混乱が起こり、公正と正義、静穏と平和の光は輝きを止めるであろう。真の理解力を有するすべてのものはこれを目撃するであろう。

 

第二のイシュラグ

 我は最大平和を打ち立てるよう全人類に命じた---最大平和は全人類を保護する手段の中で最も確かなものである。世界の主権者たちはこぞってこれを保持すべきである。なぜなら、これはすべての人や国家の安全と福利を確実にする最高の手段であるが故に。誠に、彼らは神の力、の権威の夜明けの顕示者たちである。我は全能なる御方に嘆願する、彼らが自分たちの目標である安寧を得る助けとなるよう彼らを恵み深く援助し給うように。この件に関する完全な説明は栄光のペンによって前もって制定された;これに沿って行動する者らは幸いなり。

 

第三のイシュラグ

 神の聖なる命令は世界にとって生命の泉である故、その命令を遵守することはすべての者の義務である。聖なる英知の天界は協議と思いやりの二つの発光体で照らされ、世界秩序の天蓋は報酬と懲罰の二本の柱の上に掲げられる。

 

第四のイシュラグ

  この啓示でこれに勝利をもたらすことができる軍勢は賞賛に値する行為と高潔な性格をもつ軍勢である。それらの軍勢の指導者や指揮者は、万物を包含し、すべてのものを統治する恐れ、すなわち神への怖れである。

 

第五のイシュラグ

 政府は自分たちが治めている者らの状況を完全に把握し、功績や手柄に応じて彼らに地位を授与すべきである。裏切り者が忠実なる者の地位を奪う、あるいは略奪者が信頼される人の地位にたつことがないよう、すべての統治者や主権者には細心の注意を払ってこのことを検討するよう義務つけられている。過去にこの最大の牢獄を取り仕切った役人の中に正義で飾られた者ら、神に賛美あれ、がいたが、他の者らについては、は神の元に避難する。は唯一神に嘆願する、信仰や信頼に値することの果実を奪われないように、また、公平と正義の光を差し控えられないよう、彼ら一人一人を導き給うように。

 

第六のイシュラグ

 それは人の子らの間の統合と調和である。時の始めから、和合の光は世界に聖なる輝きを投げかけ、その和合を促進する最大の手段は世界の人々が互いの 文章や話を理解することである。は先の書簡で、現存の言語の中から一つを選択、あるは新たな言語を採択すること、また、同じように普遍的な筆記文字を選ぶことを正義院の被被信託人たちに課した。そしてそれらは共に世界のすべての学校で教えられるようにすべきであるとした。こうして地球は一つの国、一つの故郷と見なされるようになる。知識の木の最も栄光ある果実はこの高貴な世界である:汝らは皆一本の木の果実であり、一つの枝の葉っぱである。栄誉は自国を愛する者にあるのではなく、むしろ同族を愛する者にある。これについて、はかつて世界の再建と国家の統合の手段を現した。これらに達した者らに祝福あれ。それに従って行動する者らに祝福あれ。

 

第七のイシュラグ

 栄光のペンはすべての者に子ども達の訓育と育成について忠告する。神の御心の牢獄都市到着の時に明らかにし、最も聖なる書[24]に記録したことをみよ。すべての父親は、自分の息子や娘に読み書きの技能や聖なる書に書き記されているすべてのことを教授するよう命じられている。彼に命じられたことを放棄する者には、管理人たちは子ども達の指導に必要とされるものを、もしその者が裕福なら、その彼から取り、そうでなければそのことは正義院に委譲されるべきである。誠に、我はこれを貧者や困窮者のための避難所とした。自分や他の人の息子を養育する者は、あたかもの息子を育てることである;彼の上に、世界を包み込むわが栄光わが慈愛わが慈悲は宿らん。

 

第八のイシュラグ

 今や栄光のペンによって書かれたこの節は、最も聖なる書の一部とみなされる。神の正義院の紳士たちには人民の諸事が託されている。まことに、彼らは神のしもべの間にある神の被信託人たちであり、神の国々における権威の曙である。

 おお、神の人々よ。世界を鍛えるものは正義である。なぜなら、それは報酬と罰という二本の柱で支えられるからである。これら二本の柱は世界の生命の源である。日々、新たな問題が出現し、それぞれの問題には適切な解決法があるため、そのような事柄は正義院に託されるべきであり、正義院のメンバーは、その時の必要性や求めに応じて行動するであろう。神のために、彼の大業に奉仕すべく立ち上がる者らは見えない王国からの聖なる霊感を得る者らとなろう。すべての者は彼らに従わねばならない。国の諸事に関することはすべて正義院に照会されねばならないが、礼拝に関する行為は神がその正なる書に啓示されたことに従って行われなければならない。

 おお、バハの人々よ。汝らは神の愛の夜明けの場であり、神の慈愛の曙である。他人を呪い、ののしることで汝らの舌を汚すな。また、ふさわしくないものを見ることから汝の目を守れ。汝らの有するものを他に表明せよ。もしそれが好意をもって受け入れられれば、汝らの目標は達成されたのである。もし受け入れられなければ、抗弁は無益である。その者をそっとしておき、保護者であり、ご自力にて存在し給う御方なる主に顔を向けよ。悲しみの原因になってはならない。ましてや不和や争いの原因となるなかれ。汝らが彼のお優しき慈悲の木陰で真の教育を受け、神が望まれることに従って行動することを切に望む。汝らはすべて一本の木の葉であり、一つの大洋の雫である。

 

第九のイシュラグ

 神の聖なる御意志の天国より現された宗教の目的は世界の人々の間に和合と調和を確立することである;それを意見の相違や不和の原因とするな。神の宗教と神の聖なる法は、人々の間の和合の光の夜明けとなる最も強力な手段であり、あらゆる手段の中で最も確実なものである。世界の進化、国家の発展、人々の安寧、地上に住む者みなの平和は神の原則と法令の中にある。あらゆる贈り物の中で最も貴重な贈り物である宗教は、繁栄の杯を提供し、永遠の生命を授け、人類に不滅の恩恵を注ぐ。その立場を保護し、利益を促進し、世界の目にその地位の高さを称揚するよう最大限の努力をすることは世界の長と統治者、特に神の正義院の被信託人の義務である。同様に、彼らの臣民の状態を調べ、自分たちの領土内の様々な共同体の出来事や活動に通じることは彼らの義務である。は、地上の主権者であり統治者である神の力の顕現者らが、この世から不和を追放し、調和の光で照らすために全力を尽くし奮い立つよう彼らに求める。

 わが最高のペンから流れ出たことにしっかりとすがり、それを遵守することは万人の義務である。唯一真なる神はわが証人であり、存在するすべての原子は、地上の人々の高揚、進展、教育、保護および再生を促すような手段はによって明確に示され、栄光のペンによって聖なる書書簡に示されているということを証明すべく動かされる。

 我はの僕らが恵み深く援助されるよう神に嘆願する。この虐げられし者が万人に期待することは正義と公正である。聞くことだけで満足するのではなく、むしろ、万人はこの虐げられし者が示したことを熟考することが求められる。慈悲深き御方王国の地平線上に輝く、発言の昼の星に誓う、もし解釈者や語り手が存在したなら、我は自分自身を人々の非難、嘲笑、中傷の的にはしなかったであろう。

 はイラクに到着した時、神の大業が深い無関心の中に沈み込み、神の啓示の微風が止まったことに気づいた。 信者の大部分は正気を失い、落胆、いや、すっかり当惑し、死んでいた。それ故にトランペットに二度目の爆風があり、そこで壮大の舌がこれらの祝福された言葉を発した:「我は二度目のトランペットを鳴らした。」 こうして、全世界は聖なる啓示と霊感の活気に満ちた息吹を通して蘇生された。

 若干数の者らは今、この虐げられし者に害を及ぼそうとしてヴェールの後ろから飛び出してきた。彼らはこの極めて貴重な恩恵の流出を妨げ、否認した。

 おお、公平に判断する汝ら!もしこの大業が否定されるなら、この世界で他にどの大業が容認に値すると証明される、あるいは考えられるか。

 神の大業に顔をそむけた者らはこの啓示の聖なる書を収集するために熱心に探求しているようである。彼らはすでに、友人のふりを通してこれらの書物のいくつかを所有する者らからそれを獲得することに成功している。さらに、彼らはなにかの宗教の従者らに会う時、自分たちをその宗教の信者であるかのように振る舞う。言挙げよ、汝らの怒りで死ね!誠に、は、いかなる者の視覚、聴力、洞察、正義や平等も決してを拒否することはできないほどに偉大な権威をもって現れた。これについてこの輝かしいに、日の老いたる者である御方のペンは証言する。

 おお、ジャリルよ!汝の上にわが栄光はある。は、神に愛されし者らが恵み深く援助され、彼の啓示の楽園から下されたことにしっかりと掴まるために善行をなすよう彼らに勧告する。この聖なる発言から生じる数々の利益はの教訓を遵守する者らに降り注がれる。は神に嘆願す、彼らが彼の喜びとなり、受け入れられることを行い、公平に取引し、すべてを包み込むこの大業で正義を守り、彼の聖なる書に精通し、のまっすぐなに歩みを向けることができるようにと。

 我の高貴なる先駆者の他のすべての者の生命がのために捧げられんことをは一定の法を表した。しかしながら、この虐げられし者はケタベ・アグダスの中に別の言葉でそれらを具現化していくつかのことを有効にしてからは、彼の啓示の領域でそれらの法はわが認可の対象となった。は他のことは無効にした。その手中に権威を持つ。自分の意のままになし、自分の望むことは何であれ制定する。全能なる御方すべてに賞賛される御方である。また新たに啓示された法令もある。これに達する者らに祝福あれ。の教訓を遵守する者らに祝福あれ。

 神の人々は、一族や人民の心中にくすぶる憎しみや悪意の火が世界の願望であるの発言と勧告の活水を通して消滅させられ、人類存在の木が素晴らしい、見事な果実で飾られるよう尽力すべきである。実に、警告を与え給う御方憐れみ深き御方すべてに恩寵深き御方なり。

 恩寵の地平線上に輝く彼の栄光の明るさが、おお、バハの人々よ、汝らの上に、確固とし断固たるすべての者の上に、この信教にしっかりと基礎をおいた、真の理解力を授けられた者らの上にあらんことを。

 金や銀の利益や利子に関する汝の質問について:何年か前に、ゼイノル・モガレビン---彼の上に最も栄光ある御方の栄光あれ--という神の名を掲げる者に敬意を表して次のような句が明らかにされた。彼の御言葉は高遠なり曰く:多くの人々がこれを必要とする。なぜなら、利益を得るという見込みがなければ、人々の営みは崩壊や混乱に悩まされるからである。善意で人に融資する[25]好意的な人に対するように自分の仲間や同胞に、あるいは、自分の兄弟に対してそのような思いやりを示す、またそのような優しい配慮をする人を稀に見ることができる。従って、人々に対する我が好意の証として、は金銭への利子は、人々の間に現在通用している他の商取引と同じように扱われるべきであると定めた。こうして、今、この明快な命令が神のご意志の天上から下された故に、金銭に利子をつけることは合法で適切であり、世界の人々は友情と親睦の精神で、嬉しさと喜びをもって全人類に愛される御方なる彼の御名を賛美することに献身的に取り組むが良い。誠に、ご自身の選択に沿って制定し給う。は過去に金銭に対する利子を非合法とされたが、今、彼はそれを合法とされた。の御手のうちに権威の王国を保持し給う。は遂行し、制定し給う。彼は誠に命じ給う御方全知者なり。

 おおゼイノル・モガレビン、この明白な恵みに対し、汝のに感謝を捧げよ。ペルシャの多くの聖職者らは、無数の企てや策略を通して、高利貸しによって得た違法な利益で自らの生計を支えてきた。彼らは様々な方法を立案し、高利貸しに合法の外見を被せているのである。こうして彼らは神の法や条例を弄んでいるが、それを理解していない。

 しかしながら、利子は中庸と公平をもって実践されなければならない。わが栄光のペンは知恵の印として、また、人々の便宜のために、その上限を定めることをしない。しかしながら、は、神の愛し給う者らが正義と公平を守り、神の友らが他の人に対し優しい慈悲や同情を示すようになるよう勧告する。はまさしく顧問であり、憐れみ深い御方、慈悲に満ち給う御方である。願わくは万人が、唯一真の神の舌が発したことを遵守するのを優しく援助されるように。そして、もし彼らがの発布したことを実践するなら、神彼の栄光に誉あれは、彼の寛大さの天国を通して彼らの分前を確実に倍増し給うであろう。誠に、寛大なる御方許し給う御方憐れみ深き御方なり。最も高遠なる御方最も偉大なる御方、神に誉あれ。

 にもかかわらず、これらの事柄の運営は正義院の紳士たちに任せられている。彼らがその時々の要求や英知の命じるところに従ってそれらを実施するように。

 我は再度、全信者に正義と公平を守り、愛と知足を示すよう勧告する。彼らは実にバハの人々、紅の箱舟の同乗者らである。彼らの上にすべての名称の主、天国の創造主、神の平穏あらんことを。



[1] B”という文字で始まるコーランの最初の章:Bismilláhir-Ramánir-Raím(憐れみ深き御方、慈悲深き御方、神の御名において)。コーランのこの最初の章は、一度はメッカで、そしてもう一度はメディナでと、二度啓示された

 

[2] アルファベットの二番目の文字、つまり”B

[3] 1と同じ

[4] イエス

[5] モーゼ

[6] この書簡はペルシャのアデルバイジャンの初期の信者の一人、Jalil-i-Khulに宛てられた。バハオラの逝去後、この者は聖約を破った。

[7] cf. コーラン14:33

[8] cf. コーラン21:23

[9] メッカ

[10] コーラン3:91

[11] モハンマド

[12] ミルザ ・ヤーヤ

13モハンマド

14 コーラン836

15 モーゼ

 

 

[16] コーラン145

[17] イエス

[18] アドリアノープル

[19]  アラビア語

[20]  ペルシャ語

[21] モハンマド

[22] イマムたち

[23] バブ

[24] ケタベ・アグダス

[25] 無利子で、借り手の都合の良い時に返済できるようなローン