おおアブドス・サへブよ!誠に神と、すべての創られしものは、全能者であり最愛なる御方であるわれ以外に神はいないことを証言する……。
汝は信者を助けようとの思いで自らをイスラムの教えの学者として身を立てた。しかし、汝は信者を火の中に降下させた。それは神の句が下されたときに、汝自信をそれから隔離しながらも、公正な者の内に自らを数えたからである。……否、神が顕わし給うであろう御方の命に懸けて誓う!汝であろうが、また神のしもべらの内の誰であろうが、最低限の証拠すらも挙げることはできない。一方、神は彼の創造物を超えてまばゆく輝き、彼の命令の力により天と地とその間に住むあらゆるものの上に君臨し給う。誠に彼はすべての創造物にも勝る力を持ち給う。
汝は自らをアブドス・サへブ[主のしもべ]と称している。しかし、実際に神が汝の主を顕し、汝は汝自らの目を彼に据えながらも、彼を認めなかった。神は汝を彼の御前に到達する目的で存在するよう呼び起こしているにも関わらず。「雷鳴」[1]の章の第三節を誠に信じていたならば。