愛　Love

愛は生命なきものに命を与え、冷たい心に炎を灯し、

絶望している人に希望を与え、

悲嘆にくれた人の心に喜びをもたらすものです。

愛はこの強大で神々しい周期を支配する、最も偉大な法則であり、

この物質世界の様々な要素をつなぐ、独特の力であり、

天の領域の天体の動きを方向づける、最高の磁力である。

愛は暗闇の中を導く「光」、神を人と結びつける生きた絆…

アブドル・バハは、愛は、すべてを引き付ける磁石、暗闇を導く光のようなものだと言いました。愛は、すべてのものをつなぐ特別な力で、惑星の動きさえ方向づけます。

私たちが愛を持っているとき、人だけでなく、動物も私たちに惹かれます。

アブドル・バハのお話し

かつて、「アブドル・バハ」がアメリカにいたとき、彼は友人に動物園に行きたいと言いました。 彼らはアブドル・バハに、春で多くの動物が出産したばかりで、赤ちゃんの世話をするために家に隠れているので、良い時期ではないと説明しようとしましたが、 アブドル・バハは力説しました…そして彼らは動物園に行きました。 そこに着くと、彼は友人に後ろで待つように言いました、そして彼が檻に近づくと、檻の中の母親は彼らの赤ちゃんを連れ出し、アブドル・バハに見せました！ 動物たちは彼の愛に惹きつけられたのです！

私たちは親切な行動を通して愛をあらわすことができます

お話し　Story

愛の色はどんな色？

愛の色はバラの色だ、と言う人がいます。

きれいな深いピンク色です。なぜだか知りたいですか？

あるところに、トミーという男の子がいました。トミーは体が大きくないし、力も強くないし、かっこよくもありませんでした。彼は貧しい家で育ったので、とても痩せていました。十分に食べることができず、お腹がすいたまま眠りにつく日もありました。

彼の顔はとても青白く、髪色も薄くくすんでいました。けれど笑ったときの表情は明るく、特に瞳がとても素敵でした。友達と遊んだり話したりする時、彼は笑顔が絶えないので、トミーはみんなに好かれていました。

学校の先生もトミーが好きでした。彼女はいつも、トミーに優しい言葉をかけました。放課後トミーを残らせて、クッキーやオレンジなど、ちょっとしたおやつをあげることもありました。トミーに少しでも体力がつくように、と思ったのです。

トミーもそんな先生が大好きでした。先生への愛情を伝えるために、何かを贈りたいと思いました。でもトミーにはプレゼントを買うお金なんてありません。どうしたらいいのでしょう？

トミーはよく考えました。彼は頭の中でこう言いました：

「愛は、ぼくを嬉しい気持ちにしてくれる。好きな人がいると、その人のために何かしたくなるし、何かあげて喜ばせたいと思う。愛は、誰かに対するあたたかい気持ちだ。」

「あたたかさと聞いて思い浮かぶのは、暖炉の火だ。火は温かくて、明るくて、バラのように赤く光るものだ。」

そこでトミーは、バラだ！と思ったのでした。大好きな先生にバラを贈りたい、と。

しかしどこで、どうやってバラを手に入れるのかが問題です。その時トミーは、いつもお母さんが言っていることを思い出しました。「神様は生き物すべてを愛しているんだよ。いちばん小さな鳥でさえ、神様は大切に思ってくださる。」そうだった、手伝ってくださるよう、神様にお願いしなければ！とトミーは気がついたのでした。

次の朝、トミーは早起きして、お母さんの用意してくれた温かいシリアルを食べ、何か特別なことが起きるにちがいない、と感じながら家を出ました。外の空気は肌寒くて、少しぶるっとしました。トミーは木から葉っぱが落ち始めていることに気がつきました。もうすぐ冬がやってくるのです。

小さな黄色い家の前を通りかかったとき、

おばあさんが玄関に立っているのが目に入りました。

おばあさんは、庭の石畳に枯れ葉が落ちるのを見つめては、

困ったように首をふっていました。

トミーはおばあさんに向かってまっすぐ歩いていくと、笑顔で言いました。「おはようございます。庭の枯れ葉、ぼくが掃除しましょうか？」

「まあ、ご親切にありがとう。そうしてくれたら、とても助かるわ。ぜひお金を払わせてちょうだいね」

トミーはさっそく仕事にとりかかりました。石畳は家を回り込んで裏庭まで続いていました。枯れ葉を掃き終わると、トミーは裏庭のきれいな庭を見渡しました。すると、何を見つけたと思いますか？深いピンク色のバラの茂みがあったのです！

トミーは飛び上がりました。裏口をノックすると、おばあさんがすぐに出てきて、ぴかぴかの硬貨を差し出しながら、「とてもよくやってくれたわ。どうもありがとう、小さな庭師さん」と言いました。

トミーは答えました。「ぼくのほうこそ、ありがとうございます。実は、お金の代わりに、あなたの庭のきれいなバラを一本いただけませんか」

おばあさんは微笑むと、バラの植えてある方へ歩いて行き、茎の長い、美しいピンクのバラを３本切ってトミーに渡しました。彼女はトミーに、硬貨も持っていくようにと言って聞きませんでした。笑顔で礼儀正しいトミーのことを、おばあさんもすっかり好きになっていたのです。

トミーからバラを受け取ると、先生は歓声を上げました。「こんなに素敵なピンク色のバラは、見たことがありません！ありがとう、ありがとう！」先生がバラを花瓶に挿したので、先生だけでなく、トミーも他の子供達も、みんな一日中きれいなバラを眺めることができました。教室いっぱいに広がったバラの香りは、愛の香りそのものでした。

愛の色はきれいな深いピンク色だと、トミーは言います。

（原題：What Is the Color of Love? by Roslyn Lightblau, 1963年5－6月刊行 The Child’s Way magazine, 第87号より）

うた　Song

Youtubeで「青森バハイ共同体」で検索すると、子供クラスで学ぶ言葉のうたが聞けます。この歌は、「青森バハイ共同体　愛」で探すと出てきますよ☆

ぬり絵

「想像力、言葉による表現、芸術」

あなたの道で出会う人全てに対して、

あなたの心を優しい愛情で燃え立たせなさい

1. この言葉を親子で一緒に読み、どういう意味なのか話し合いましょう。
2. 子どもは、ミケランジェロのような有名な芸術家になりきります。
3. この言葉を、大きなキャンバスにどのように描くか想像してみてください。
4. 子どもにその素晴らしい絵がどのように見えるかを説明してもらいます。
5. 子どもに紙と絵の具、またはクレヨンを渡して、想像の中の絵を再現してもらいます

彼らは偉大な芸術家になるための旅、その始まりにいることを説明しましょう。今描いた絵は、自分で想像した素晴らしい絵を完成させるための、ほんの始まりにすぎません。 今は思ったように描けなくても、始めることで少しずつ完成に近づいていくでしょう。

親子でチャレンジ！

万国正義院からのメッセージを読んでみましょう！

☆「万国正義院」って何？

バハオラにより定められたバハイ共同体の最高機関が万国正義院です。5年ごとに、9名のメンバーが21歳以上の大人のバハイ全員から選ばれ、共同体内のさまざまな仕事を管理し、共同体が円滑に活動できるようバハオラの教えを元に共同体を指導し、運営していきます。

☆メッセージは何のために出されるの？

このメッセージは昨年末(2021年12月30日)に出され、今後、数年間のガイダンスになります。このメッセージから私たちがより良い世界を作っていくために何をすべきか学ぶことができます。万国正義院からのメッセージはいつも“愛”に満ちています。

2021年12月31日メッセージの第2段落を読んでみましょう。すべてを理解しようとする必要はありません。保護者の方と一緒に読んで、考えてみましょう。

バハオラは、「死すべき人間が、全くの無から存在の領域に足を踏み入れた目的は、世界をより良くするために働き、協調と調和の中で共に暮らすためである」と述べておられます。バハオラは、それを可能にする教えを明らかにしました。共同の目的を意識的に追求する社会を築くことは、今の世代だけでなく、これから先の多くの世代のすべきことであり、バハオラの信奉者は、この取り組みにおいて共に働くすべての人々を歓迎します。そのためには、活気に満ちた外向きの共同体を育てる方法を学ぶこと、その共同体が精神的・物質的進歩をもたらす方法を学ぶこと、その進歩の方向性に影響を与える論議に貢献する方法を学ぶことが求められます。これらの努力の領域は、当然ながら、皆さんにとって身近なものでしょう。違う角度から見ると、それぞれに独自の特徴と必要条件があります。 しかし、これらはすべて、人間の魂に潜在するエネルギーを目覚めさせ、社会の向上のために活用する方法を示しています。 これらは、すべて、守護者が信教の持つ「社会を構築する力」と表現したものを放出する手段なのです。 バハオラの大業に内在するこの力は、人類に奉仕し、神の言葉を広めることを学ぶバハイ共同体の新しい取り組みにおいてさえも、見ることができます。 そして、神の啓示に予言された世界社会はもちろんまだ遠いですが、神の教えの行動の重要性に気づき、神の教えによって形作られた社会の出現のために努力する魂は、どれほど計り知れない祝福を受けていることでしょう。

・私たち人間が生まれてきた目的はなんでしょう？

・バハオラの教えは何を可能にしますか？

・私たちがこれから学ぶべきことが３つ書かれています、どういうことだと思いますか？

・これらのことを学ぶことで、どうなりますか？

・今から、私たちはより良い世界をつくるためにどんな貢献ができますか？

保護者の皆さまへ

子育てQ＆A

他人の欠点や短所に気づいたとき、どうやってそれを見過ごすことができますか？

他人の欠点に気づくとき、自分自身のことを思い出しなさい。「自分の不完全なところは何だろう？」と考えてみて、そしてそれらを治すように努力しなさい。他人の発言や行動によって試練を受けるたびに。このようにすればいいのです。こうしてあなたは成長するし、もっと完全になります。自我が克服され、他人の欠点などを考える暇さえもなくなってしまうはずです。…　大樹の泉、愛とはより

♪子育てQ＆Aについて♪

みなさんの、子育てに対する質問や悩み、なんでもいいので皆さんに意見を聞いてみたい、ということがあれば教えてください！