2023年4月23日
第13回国際バハイ大会の代議員の皆様へ
親愛なるバハイの友らへ
この第13回国際バハイ大会開催にあたり、私たちは愛と歓喜の精神をもって皆様を聖地へお迎えいたします。176の全国精神行政会から代議員が出席する予定で、これはこれまでで最も多くの行政会と、参加者が出席する、国際大会としては最大の集まりとなります。「祝福された美」への深い感謝の念をもって、初めて国際大会に参加される、アフガニスタン、イラク、オマーン、カタール、サウジアラビア、イエメンの各全国精神行政会の代議員の歴史的な出席を私たちは認識いたします。また、この5年間に初めて設立されたクロアチアと東ティモールの全国精神行政会メンバーが加わることで、あなた方の隊列が補強されたことを嬉しく思います。さらに、同じ時期に再結成されたサントメ・プリンシペとシエラレオネの全国精神行政会のメンバーの出席についても認識いたします。
大会直前の数日間、あなた方は聖廟や、「アブハの美」の人生と苦悩に関連する場所を訪問する機会に恵まれるでしょう。全創造物の崇拝の対象である御方に思いを寄せ、彼の天の王国の驚異に顔を向け、彼の無限の恵みの発露によって、精神を再び活性化させましょう。それは、あなた方が果たすためにやってきた神聖な責任の遂行にふさわしい準備となるでしょう。聖別された心で、純粋さと超脱の洗練された雰囲気の中で、世界の一般的な選挙の基準とは遥かにかけ離れた方法で、万国正義院を選出するという重要な義務を果たすために、あなた方は大会最初の朝に集まることになります。
この重要な集まりでバハイ世界の代表として選ばれたあなた方は、大会の協議セッションに参加することで、特にバハイ世界が乗り出している9年間の強大な精神的事業の文脈で、この時期において信教にとって重要な事項を審議し、経験を通じて得た新しい洞察を共有する貴重な機会を得ることができます。これらの審議では、「聖なる計画」の現段階における急務が中心となり、各セッションで別々のテーマが指定されます。もちろん、十分な考慮の上で、大業の進歩と福利に不可欠と思われる他の問題を提起することもできます。
大会2日目に上映される、特別に制作を依頼した映画である『広大な展望』(An Expansive Prospect)は、世界の4つの場所に焦点を当て、個人・共同体・機構が、信教の社会構築の力をより大きく放出するために共に努力している様子を捉えています。また、3日目には、アブドル・バハの廟の建設に関する短編映画が上映されます。
大会に先立つ日に聖なる場所を訪れるにあたって、過去5年間に展開した、バハイ世界センターにおける主要な発展を間近に目にすることでしょう。世界的な健康危機や2022年4月初旬に発生した火災から生じた、多くの障害にもかかわらず、アブドル・バハの聖廟の建設は目覚ましい進歩を遂げました。また、その他の発展には、古代都市アッカの中心部にある「アブードの家」の総合的な保存を目的とした大規模プロジェクトの完了が含まれます。その家は、建物がこれから何世紀にもわたって適切な状態で保存されることを意図した水準で修復されました。「マズラエの館」における重要な修復作業も完了し、そこには、バハオラのお部屋、中庭、周囲の壁、水道橋の一部――それはアッカの町長が奉仕を申し出た際に、バハオラの提案を受けて修理された、まさにその水道の小さな部分 ――が含まれます。
このレズワンの季節の間、聖廟で祈ることによって、あなた方の魂が高揚し、その肩に担う重責を果たすために、心と知性とが強められますように。大業の世界的な精神的・行政的中心地での、瞬く間に過ぎ去るこれらの日々の後、あなた方が、高められた献身、新たなエネルギー、より明確なビジョンをもって、世界中の共同体が集団として取り組んでいる偉大な精神的事業のために、自らの役割を果たさんとの熱意をもってそれぞれの共同体に戻って行かれますように。
[万国正義院]