万国正義院
書記局
2016年5月18日
すべての全国精神行政会へ
親愛なるバハイの友ら
1.
2015年12月29日付け大陸顧問団大会宛のメッセージで万国正義院は、近づきつつある二つの200周年記念に注意を促しました。それらはバハオラの生誕とバブの生誕から、それぞれ200周年を記念するものです。万国正義院は、今こそこれらの大いなる意義を持つ祝祭のあり方について更に探求する良い機会と考えます。それにより準備を整えることができるからです。12月29日のメッセージで述べたように、これらの聖なる日は友らが社会のできるだけ広い層、また彼らがつながりをもったすべての人々に手を差し伸べる特別な機会として捉えられるべきです。たとえば、家族的なつながり、共通の関心事をもつ仲間、仕事や学究での付き合い、近所の人たちのような関係、偶然出会った人たちなどです。この機会を通して、ちょうど200年前に、人類のために新しいメッセージをもたらした御方が出現されたことをすべての人が喜べるでしょう。
2. この200周年記念の活動の中心は、地方レベルにあるべきです。世界中の田園地域や都会の数々の地で友らが、この一対の顕示者の記念祭でその生涯と聖なる使命を思い起こし、その栄誉を称えるための独創的な方法を編み出すであろうと万国正義院は期待しています。それに、信教と関わりがある高官や著名人を招くような全国レベルでの行事を催す機会もあるでしょう。しかし、これら200周年記念の最も顕著な特色は、地域のバハイやその友らが行う活動のすばらしい盛り上がりにあります。それぞれの記念日は基本的にいずれか一方の顕示者の誕生日に関連するものですが、各々の祝賀会は一対の誕生日の両方を含むようにすべきであり、祝賀行事はこの二日間全体にわたって実施することができるという点に注目してください。当然、これらの聖なる日はまた、聖地にいる巡礼者、訪問者、スタッフによってバハイ世界センターでも記念されます。
3. これら祝祭の核となるものは、この二つの発光体が連続してこの世界の地平線上に立ち昇ったということが人類にもたらす意味を伝える、集中的な活動です。もちろん、それは状況によって歌や映像、印刷物や書籍などを含む無数の芸術的、文化的表現といった異なった形態を取ることでしょう。そのような活動は、厳かながらも精神を高揚する、広範囲で催される祝賀会と相まって、いまだバブやバハオラの名前を知らない多くの人々に好奇心や驚嘆を生じさせるものとなるに違いありません。しかしながら、信教の持つ真の変革の力は、もし人々が各地のバハイたちの生き方の中に、礼拝や意義のある奉仕がどう織り込まれているかを体験するならば、一層容易に見てとれるでしょう。実際、5年計画の共同体建設の活動から、共同体の暮らしのパターンが浮き上がり、そのなかに人は神の顕示者によってもたらされた、聖なる教えの活気的な作用を感得できます。それぞれの200周年記念は、疑いもなく、友らの高貴な取り組みのすべてに浸透する誠実な努力の精神を燃え上がらせることでしょう。
4. 今年のレズワン・メッセージで述べられたように、この特別な記念日の最初の一つを迎えるまでの6周期は、5年計画の全体的目標への進展が測定される最初の段階と見なされます。これらの期間中に取られた行動と、その結果もたらされた達成は、バハオラの生誕200周年に、世界を和合させる御方に対して集団として放たれた熱烈な愛の奉納という性質を示します。この最もめでたい祭典に確実に放散される特別な勢力は、これら二つの200周年記念の間にある8周期を開始するにあたり、友らを活動に向けて大いに駆り立てるでしょう。この期間は、5年計画の目標達成に必要な努力の中で、最大の貢献が求められる時期です。同様に、バブの生誕200周年記念を取り巻く行事は、2021年レズワンまでの最後の6周期に突入する、地球規模の精神的事業にエネルギーを添えることでしょう。従って、これらの聖なる日の記念行事を強調することは、活気に満ちた共同体を立ち上げる仕事、とりわけ祈りを核とする生き方の質の向上に少なからぬ影響を及ぼし、それは累積されていくでしょう。
5. この手紙は、皆さんがあなた方のもとにある共同体にこの祝祭の意義を認識させ、準備に入るよう促すに十分な時間を確保できるよう、この時期に送ります。実行にあたっての重要な点は、この集中的な期間内に、非常に様々な場所で催される、多数の集会から沸き上がる経験の共有と世界的連帯感です。それは、個人の、また社会の変化における抵抗し難いプロセスを推し進める、これら聖なる二人の人物から発せられる悠久の輝きを一瞥した人たちの集いなのです。今後、各共同体がそれぞれの活動について報告する仕組みが立ち上げられ、活動の内容が迅速、かつできるだけ広範囲の人々に伝わるようにします。この仕組みについての更なる情報は追って提供いたします。
バハイの愛を込めて
書記局
cc: 国際布教センター
大陸顧問団
各大陸顧問