201612

 

世界中のバハイへ

 

親愛なる友らへ

 

1.    大陸顧問たちは、次の地球規模計画の意味合いについて、5日間連続で聖地にて熱心に学習しました。その大会から、皆様にこのメッセージを届けます。彼らの洞察にあふれる協議は、世界中の何千ものクラスターで育成されている能力開発のプロセスから得られた、膨大な知識に基づくものです。大会で共有された数多くの体験談が、最大名の共同体の創造性、粘り強さ、拡大する能力、そして特に全能者からの確証への信頼について証言しています。世界中のあらゆる場所において、人々は、社会の病を癒すバハオラの治癒の力を認めています。

 

2.    形成時代の最初の1世紀が終わりを告げる前に、測り知れない重要性を有する文書と関連する、また2つの記念日を含む期間があります。それは、アブドル・バハの「聖なる計画の書簡」の啓示100周年記念に始まりますが、それは友らが、その「計画」が展開する新しい段階に突入するのと時を同じにします。そしてそれは、アブドル・バハの昇天そして師の「遺訓」が開示されてから100年にあたる年に終了します。これらの事柄を胸に、また、審議の準備として、大陸顧問たちは、万国正義院及び国際布教センターのメンバーに率いられて、師の家を訪問しました。この家は、「聖なる計画の書簡」のうち3つが啓示された場所で、アブドル・バハ昇天の3週後に、4つの大陸から集まった友らの前で「遺訓」が読み上げられた場所です。その神聖なる家で、この大会開始の前夜、これら二つの「憲章」から引用文が朗読されました。ショーギ・エフェンディは、これらの「憲章」が、信教普及とその行政秩序の確立のプロセスを開始させた、と説明しておられます。これは、バハオラの光を広範囲へ放ち、バハオラの約束された祝福が人類に流れ込むための経路となるべく、諸機構の能力を強化することに焦点をあてた5日間の協議の幕開けにふさわしいことでした。

 

3.    来る5か年計画の規定は、同大会の初日、大会宛てに出したメッセージに収められています。それは同時に世界中の全国精神行政会に送付されました。主に愛されし者らに要求される努力が膨大なものであることは、顧問たちが明らかに認めるところです。しかし、彼らは、バハイ世界がこの挑戦に立ち向かう能力のあることに自信があることを述べています。これまで、このような取り組みを真剣に考えることはありえませんでした。しかし、現行計画で達成したことを考慮すると、可能性は以前に増してさらに拡大しています。大会宛てにメッセージが出されてから数時間もしないうちに届けられた報告を聞いて、私たちの心は動かされました。その報告は、あらゆる環境で、友らが熱心に集まり、メッセージの内容について知るために互いに助けあうというものでした。このメッセージの学習が、共同体の至る所でなされることを私たちは願っています。その間、 行政機構は、新計画がレズワンに幸先の良いスタートが切れるように、行政的・組織的に必要な準備をすることでしょう。

 

4.    それまでの数か月間、現在の計画は、特に新しい成長のプログラムを立ち上げながら、継続されます。その方向に向けて取られるステップはすべて、世界的な共同体が次の5か年事業に取り組むための準備にますますと役立つでしょう。一つ一つの瞬間が貴重です。アブドル・バハは「聖なる計画の書簡」で友らに繰り返し献身的な奉仕の道を選ぶように勧告なさいました。それが私たちの願いです。その「計画」の著者に、「父親」の玉座の前にて仲介の祈りをしていただけるように、あなた方のために嘆願します。天の糧を必要とする魂がいる限り、バハオラが、あなた方を奉仕において導き給うように。

 

[署名:万国正義院]