おお類いなき神よ、御国の主よ。ここに集う者はあなたの天上の軍勢であります。彼らを助け給え。そして、彼らの一人一人が連隊にも匹敵する力を発揮し、神の愛と、聖き御教えの光明とによりこれらの国々を征服することができますよう、至上の集合の一団をもって彼らに勝利を得させ給え。
神よ、彼らを支持し、彼らの救助者であり給え。荒野でも山でも谷間でも、また森や
草原、海でも、彼らのたしかな友であり給え。それにより彼らは御国の御力と聖霊の息吹とを通じて声たからかに公言することができましょう。
まことに、あなたは御力に満ち、強大におわし、全能者におわします。そして、あなたは聡明におわし、すべてを聞き給いすべてを見給う御方にまします。
アブドル・バハ
布教のため各地に旅立つ者は、
異国の地を旅する時、この祈りを日夜唱えよ。
おお神よ、わが神よ。あなたは栄光の御国に魅せられ、心ひかれたこの私を見給う。私は人類に向け給うあなたのご愛情の火で燃え上がり、あなた以外のすべてのものを断ち、あなたにすべてをゆだね、憩いも安息もふり捨て、故郷を遠く離れた者であります。広大無辺の国々にあなたの御国の使者として臨み、これらの地方をさすらい、身寄りもなく地に倒れたこの私を見そなわせ給え。私はあなたの高遠なる敷居の前にひざまずき、従順な心でいと高きあなたの領土を仰ぎ、夕べとなく真夜中となくあなたに祈りをささげ、朝な夕なにあなたを呼び、あなたに懇願しております。願わくはあなたの大業に仕え、世界の東の果てから西の極みまで御教えを広め、御言葉を高揚することに努める私に御力を垂れ給え。
主よ、私の背を強くなし給え。私の有するすべての能力をもって行うあなたへの奉仕の道において、私の上にあなたの確証を授け給え。そして、この地に私をただ一人孤独のうちに打ち捨て給うことなきよう願いまつる。
主よ、寂しさの中の私の友となり、この異邦の旅の伴侶となり給え。まことに、あなたは意図し給う事柄において御心のままに選び給う者に確証を授け給う。
まことに、あなたは御力に満ち給う全能者にまします。 アブドル・バハ
布教のため各地に旅する者は、
山でも砂漠でも陸でも海でもこの祈りを唱えよ。
おお神よ、 おお神よ。あなたは、 あなたの創り給いました者に対する時、私がいかに弱く、 卑しく、つましい者であるかを見給う。にもかかわらず、私はあなたを信じ、あなたの御力とご威力とに頼り、あなたの力強い僕らに向かい、御教えを広めようと立ち上がりました。
主よ、私はあなたの果てしない空間に舞うことを切望する翼破れた小鳥であります。
あなたの摂理とご恩寵、あなたよりの確証とご助力なくしてどうしてそのようなことが私にできましょう。
主よ、私の弱さを憐れみ給い、御力により私を強くなし給え。主よ、私の無力なることを憐れみ給い、あなたのご威力とご威厳とをもって私を助け給え。
おお主よ、創造物の中の最も弱小なものでさえ、もし聖霊の息吹に確証を授かれば望むことのすべてを果たし、欲するもののすべてをわが物とすることができましょう。まことに、あなたは過去においても僕らを援助し給いました。そして、彼らはあなたの創り給いましたものの中でも最も弱く、あなたの僕らの中でも最も卑しく、また地上の命あるものの中でも最も取るに足らないものでありました。にもかかわらず、あなたのご裁可と権威とによって彼らはあなたの民の中の最も栄光ある人々や、人類の中の最も高貴な人々にも勝る存在となりました。ご恩恵とご慈悲とにより、かつては蛾にも等しかったものが堂々たる鷹となり、それまでは小川にも等しかったものが海のようになりました。そして、あなたの最も大いなるご恵沢により彼らは導きの地平線に輝く星となり、不滅のバラ園に歌う小鳥となり、知識と英知の森にその声がとどろく獅子となり、生命の大海原を遊泳する大魚となりました。
まことに、あなたはご仁慈の御方におわし、御力と権威に満ち給い、また、慈悲深き者の中の最も慈悲深き御方におわします。
アブドル・バハ
おお神よ、わが神よ。見そなわすとおり、暗黒がすべての地域を覆い、すべての国が紛争の炎で燃え上がり、戦争と殺戮の火が東洋と西洋の至る所で燃え広がっております。血は流され、死体は地上に散乱し、切断された頭は戦場の塵の上に捨てられております。
おお主よ。これらの無知なる者らに憐れみを垂れ給え。また、お許しと容赦のまなざしで彼らを見給え。この火を消し給え。それにより、地平線を覆うこれらの厚い雲が霧散され、実在の太陽が和解の光線をもって輝き出で、この強烈な暗黒が追い払われ、平和の輝かしい光がすべての国に光輝を放ちますように。
おお主よ。憎しみと敵意の大海の深淵から人々を引き上げ、この見通しのきかない暗闇から彼らを救い給え。彼らの心をひとつにし、平和と和解の光で彼らの目を輝かせ給え。彼らを戦争と流血の深みから救い出し、過ちの暗黒から解放し給え。彼らの目から暗幕を取り除き、彼らの心を導きの光で照らし給え。強大なる者の四肢を震え上がらせるあなた
の正義と激怒をもってではなく、あなたのお優しきご慈悲とお情けをもって彼らをあしらい給え。
おお主よ。戦争は長引いております。苦悩と不安は増し、繁栄していた地域はみな廃墟と化しました。
おお主よ。心は重く、魂は苦悶しております。この哀れな者らに慈悲を垂れ給え。そして、彼らを自分自身の過度な欲望のもとに放置し給うな。
おお主よ。あなたの地に、謙虚で従順な魂たちを現わし給え。その魂たちは、導きの光で顔を輝かせ、この世から切り離され、あなたの御名を称賛し、あなたの賛美を語り、人々の間にあなたの神聖さの芳香を放散させます。
おお主よ。彼らの背を強くし、腰を強固にし、あなたの愛の最も強大なる印で彼らの心を魅了し給え。
おお主よ。まことに、彼らは弱く、あなたは力強き御方、強大なる御方におわします。
彼らは無力であり、あなたは援助者におわし、慈悲深き御方におわします。
おお主よ。反逆の大海はうねりを上げております。すべての地域を覆うあなたの限りない恩寵の他にはこれらの嵐を鎮めることのできるものはありません。
おお主よ。まことに、人々は情欲の深淵に落ち込んでおります。あなたの無限のご恩恵の他には彼らを救助できるものはありません。
おお主よ。これらの腐敗した欲望の暗闇を追い払い、あなたの愛のランプで彼らの心を照らし給え。やがて、すべての国はその愛のランプで照らされるでありましょう。さらに、あなたの愛し給う者らに確証を与え給え。彼らは、あなたの美を愛するがゆえに故国や家族や子どもを離れ、あなたの芳香をまき散らし、教えを広めようと異国へ旅立ちました。彼らが孤独なとき彼らの伴侶となり、異国の地における援助者となり、悲しみをぬぐい去る者となり、災難のとき彼らを慰める者となり給え。彼らの喉の渇きを癒す者となり、彼らの病の治療薬となり、彼らの灼熱の心を鎮める妙薬となり給え。
まことにあなたは、 最も寛大なる御方、 豊かな御恵みの主におわします。そして、まことにあなたは、憐れみ深き御方におわし、慈悲深き御方におわします。
アブドル・バハ
布教者も友らも、この祈りを毎日唱えよ。
おお、お優しき主よ。あなたに誉れあれ。あなたは私どもに導きの大道を示し給い、御国の扉を開き、実在の太陽を通してあなたご自身を示し給いました。あなたは、目の見えない者に視力を与え、耳の聞こえない者に聴力を与え給いました。死者をよみがえらせ、貧者を富ませ、ふみ迷った者に道を示し、渇きにあえぐ者を導きの泉へと誘い、水を求める魚を実在の大海に導き、さ迷う小鳥を御恵みのバラ園へ招き給いました。
おお全能者なる御方よ。私どもはあなたの僕であり、貧しき者らであります。私どもは、あなたから遠く離れており、あなたの御前に達することを切望し、あなたの泉の水を渇望しております。私どもは病んでおり、 あなたの治癒を熱望しております。私どもはあなたの道を歩んでおり、あなたの芳香を放散させることの他にはいかなる目標も希望もありません。それにより、すべての魂は「おお神よ、私どもをまっすぐな道へ導き給え」と叫び声を上げるでしょう。光を見るために彼らの目が開かれ、無知の暗闇から解放されますように。彼らがあなたのお導きのランプの回りに集りますように。分け前のないすべての者が分け前にあずかりますように。恵まれない者があなたの神秘の親友となりますように。
おお全能者よ。ご慈悲のまなざしで私どもを見守り給え。天の確証を私どもに与え給え。私どもに聖霊の息吹を授け給え。それにより、私どもはあなたへの奉仕において援助され、輝かしい星のように、これらの地域をあなたのお導きの光で照らすことでしょう。
まことにあなたは、力強き御方、強大なる御方、全知にして、すべてを見給う御方におわします。
アブドル・バハ
これらの州の都市や町や村を旅し、
神の芳香を放散させようとする者は毎朝この祈りを熟読せよ。
おおわが神よ。おおわが神よ。あなたは卑しく、か弱い私を見給う。そしてその私が、最も大いなる事業に取り組み、大衆にあなたの御言葉をもたらし、あなたの民に教えを広める決意をしているのを見給う。あなたが、聖霊の息吹をもって助け、勝利をおさめるよう栄光の御国の軍勢をもって援助し、私の上に確証をふり注ぎ給わなければ、どうして私に成功がありましょう。ただあなたの確証のみが、ぶよを鷲に変え、一滴の水を川や海と化し、一個の原子を光や太陽に変えることができるのです。おおわが主よ。勝利をもたらす、あなたの真の御力で私を助け給え。そうすれば、私の舌はすべての人々の間であなたの賛美と属性を語り、私の魂はあなたの愛と知識の美酒で満ちあふれることでしょう。
あなたは全能の御方におわし、望むままになし給う御方におわします。
アブドル・バハ
神の芳香を伝え広める者は、毎朝この祈りを唱えよ。
おお主よ、わが神よ。あなたに賛美と感謝をささげまつる。あなたは私を御国の大道に導き給い、どこまでも真直ぐ伸びるこの道を歩むことを許し給いました。御光を見ることにより私のこの目を輝かせ給いました。そして、神秘の王国からもれる聖なる小鳥たちの妙なる歌声を私に聞かせ、正しい人々に向け給うご愛情により私の心を魅了し給いました。
おお主よ、あなたの御名をもって国々に公布し、御国の出現の吉報を人々に伝えることができますよう、聖霊により私に確証を授け給え。
主よ、私は弱い者であります。御力と威力とにより私を強くなし給え。私の舌はためらい、口ごもります。私にあなたをたたえ、あなたへの賛美を声たからかに語らせ給え。私は取るに足らないものであります。御国に入ることにより私に栄誉を授け給え。私は遠くさまよう者であります。ご慈悲の敷居に私を近づけ給え。
主よ、私を輝くともしびとなし、きらめく星となし給え。主よ、私を、枝もたわわに実を結ぶ祝福された木となし、その枝々がこの地の全域を覆うようなし給え。まことにあなたは、強大にして、御力に満ち、完全に自由な御方におわします。
アブドル・バハ
この祈りを毎日唱えよ。
おお神よ、おお神よ。これは翼破れた小鳥であり、ゆっくりと飛んでおります。彼を
援助し給え。そうすれば、彼は繁栄と救済の頂点へ向かって飛翔し、最高の喜びと幸福の状態で無限の空間を羽ばたき、美しい調べをもって全地域であなたの最高の御名を高く掲げ、その呼び声で人々の耳を喜ばせ、お導きの印を見ることで人々の目を輝かせることができましょう。
おお主よ。私は独りであり、孤独で、卑しい者です。私にはあなたの他に支えはなく、あなたをおいて援助者もなく、あなた以外に支援者もありません。あなたへの奉仕において私に確証を授け給え。あなたの天使たちの軍勢で私を援助し、御言葉を広めることにおいて私に勝利を得させ、創造物の間であなたの英知を語らせ給え。まことにあなたは弱き者の援助者、小さな者らの擁護者におわし、あなたは、まことに、強大なる御方、力強き御方、何ものにも束縛されぬ御方におわします。
アブドル・バハ
あなたに賛美あれ、おおわが神よ。この僕らは、あなたのご慈悲の芳香に引きつけられ、あなたの唯一性の木に燃える炎でともされており、彼らの目はあなたの一体性のシナイ山に輝く光線の輝きを見ることによって輝かされております。
おお主よ。あなたの民の間であなたのことを語ることができますよう、彼らの舌を緩め給え。また、御恵みと慈愛を通して、あなたを称えることができるようなし給え。天使たちの軍勢で彼らを援助し、あなたへの奉仕において彼らの腰を強め、彼らをして、創造物の間にあるあなたの導きのしるしとなし給え。
まことにあなたは、力に満ち給う御方、最も崇高なる御方、常に許し給い、すべてに
慈悲深き御方におわします。 アブドル・バハ
神の芳香を広める者は、毎朝この祈りを唱えよ。
おお神よ、わが神よ。見そなわす通り、この弱き者は天の強さを乞い求め、この貧しき者はあなたの天来の宝を渇望しており、この渇きにあえぐ者は永遠の生命の泉を切望しております。そして、この病める者は、無限の慈悲を通してあなたが約束された治癒を熱望しております。そのご慈悲は、高きにあるあなたの王国で、あなたが選び給うた者らのために定め給うたものであります。
おお主よ。私にはあなたの他に援助者はなく、あなた以外に避難所はなく、あなたを除いて支援者はありません。あなたが選び抜かれた人々の間にあなたの聖なる芳香を放散し、御教えを広く伝えるため、あなたの天使たちをもって私を助け給え。
おおわが主よ。私が、あなた以外のすべてのものから離脱し、ご恩恵の裾にすがり、あなたの信教に完全に献身し、あなたの愛に確固として揺るがぬようなし給え。また、あなたがあなたの書に定め給うたことを遵守するようなし給え。
まことにあなたは、力強き御方、強大なる御方、全能なる御方におわします。
アブドル・バハ